1/ 2
http://www.jcr.co.jp
15- D- 0240 201 5 年 6 月 2 6 日
株式会社日本格付研究所(J C R)は、以下のとおり信用格付の結果を公表します。
ロ
イ
ヤ
ル
ホ
ー
ル
デ
ィ
ン
グ
ス
株式会社
(証券コード:8179)【据置】
長期発行体格付 BBB
格付の見通し 安定的
■ 格付事由
(1) 大手総合外食グループ。ファミリーレストランの「ロイヤルホスト」、天丼の「てんや」などの外食事業 に加え、空港・高速道路内レストラン及び事業所・病院・介護施設の食堂などの運営を受託するコントラ クト事業、航空会社に機内食を提供する機内食事業、「リッチモンドホテル」を展開するホテル事業も手 掛けている。質の高いホスピタリティと調理で客をもてなす「ロイヤルホスト」を核となるブランドと位 置づけ、グループ総合力を高めることで、各事業の競争力を維持している。
(2) 外食事業では「ロイヤルホスト」の立て直しと共に、成長事業である「てんや」の出店増などにより、キ ャッシュフローの改善が続いている。ホテル事業での稼働率の上昇基調も相まって、全社ベースでの収益 力は年々強化されてきている。食材価格の高騰、ホテル及び機内食工場の開業費などコスト増加要因はあ るものの、事業ポートフォリオの分散効果もあり、中期的に急激な業績悪化の懸念は小さい。ただし、 15/ 12 期には設備投資が増加し一時的に財務構成が悪化する中で、今後の消費税増税などが業績に与える 影響を見定める必要がある。以上を総合的に勘案し、格付を据え置き、見通しは安定的とした。
(3) 新中期経営計画「F ly to 2017」では、17/ 12 期に売上高 1, 360 億円(14/ 12 期比 8. 9%増)、経常利益 68 億 円(同 48. 5%増)と、緩やかな規模拡大と収益力の向上を図っていく計画である。今後はシニア・イン バ ウ ン ド 市 場 の 拡 大 が 見 込め る 。 当 社 は 差 異 化 さ れ た「 ロ イ ヤ ル ホ ス ト 」 の 立 地に 応 じ た 進 化 、「 て ん や」の F C による国内外での積極出店、ホテル事業の既存店活性化及び新設により、利益の安定度を高め やすい状況にある。一方、コントラクト事業及び機内食事業では受注競争が激しく、収益力の向上を図れ るのかが、今後の格付上の注目点である。
(4) 08/ 12 期を底に安定した増益基調にあり、15/ 12 期も売上高 1, 270 億円(前期比 1. 7%増)、経常利益 46 億 円(同 0. 5%増)となる見込みである。開業費用の増加でホテル事業及び機内食事業の利益が圧迫される ものの、堅調な外食事業及びコントラクト事業の利益が補うものとみられる。また、14 年 12 月末時点の 自己資本比率は 53. 6%、ネット DE R は 0.33 倍(リース債務含む)など、財務構成は良好である。ただし、 浅草・押上のホテル及び沖縄機内食工場の新設など積極的な設備投資計画が予定されており、その投資回 収の動向には留意が必要である。
(担当)殿村 成信・向谷地 博子 ■ 格付対象
発行体:ロイヤルホールディングス株式会社 【据置】
対象 格付 見通し
2/ 2
http://www.jcr.co.jp
格付提供方針に基づくその他開示事項
1. 信用格付を付与した年月日:2015 年 6 月 23 日
2. 信用格付の付与について代表して責任を有する者:島田 卓郎
主任格付アナリスト:殿村 成信
3. 評価の前提・等級基準:
評価の前提および等級基準は、J C R のホームページ(http:/ / www. jcr. co. jp)の「格付方針等」に「信用格付の種類
と記号の定義」(2014 年 1 月 6 日)として掲載している。
4. 信用格付の付与にかかる方法の概要:
本 件 信 用 格 付の 付 与 にか か る方 法 の 概 要 は、 J C R の ホ ー ムペ ー ジ ( http:/ / www. jcr. co. jp) の 「 格 付 方針 等 」 に 、
「コーポレート等の信用格付方法」(2014 年 11 月 7 日)、「外食」(2011 年 7 月 13 日)、「持株会社の格付方法」
(2015 年 1 月 26 日)、「国内事業法人・純粋持株会社に対する格付けの視点」(2003 年 7 月 1 日)として掲載してい
る。
5. 格付関係者:
(発行体・債務者等) ロイヤルホールディングス株式会社
6. 本件信用格付の前提・意義・限界:
本件信用格付は、格付対象となる債務について約定通り履行される確実性の程度を等級をもって示すものである。
本件信用格付は、債務履行の確実性の程度に関しての J C R の現時点での総合的な意見の表明であり、当該確実性
の程度を完全に表示しているものではない。また、本件信用格付は、デフォルト率や損失の程度を予想するもので
はない。本件信用格付の評価の対象には、価格変動リスクや市場流動性リスクなど、債務履行の確実性の程度以外
の事項は含まれない。
本件信用格付は、格付対象の発行体の業績、規制などを含む業界環境などの変化に伴い見直され、変動する。ま
た、本件信用格付の付与にあたり利用した情報は、J C R が格付対象の発行体および正確で信頼すべき情報源から入
手したものであるが、当該情報には、人為的、機械的またはその他の理由により誤りが存在する可能性がある。
7. 本件信用格付に利用した主要な情報の概要および提供者:
・ 格付関係者が提供した監査済財務諸表
・ 格付関係者が提供した業績、経営方針などに関する資料および説明
8. 利用した主要な情報の品質を確保するために講じられた措置の概要:
J C R は、信用格付の審査の基礎をなす情報の品質確保についての方針を定めている。本件信用格付においては、
独立監査人による監査、発行体もしくは中立的な機関による対外公表、または担当格付アナリストによる検証など、
当該方針が求める要件を満たした情報を、審査の基礎をなす情報として利用した。
9. J C R に対して直近 1 年以内に講じられた監督上の措置:なし
■留意事項
本文書に記載された情報は、J C Rが、発行体および正確で信頼すべき情報源から入手したものです。ただし、当該情報には、人為的、機械的、また
はその他の事由による誤りが存在する可能性があります。したがって、J C Rは、明示的であると黙示的であるとを問わず、当該情報の正確性、結果、
的確性、適時性、完全性、市場性、特定の目的への適合性について、一切表明保証するものではなく、また、J C Rは、当該情報の誤り、遺漏、また
は当該情報を使用した結果について、一切責任を負いません。J C R は、いかなる状況においても、当該情報のあらゆる使用から生じうる、機会損失、
金銭的損失を含むあらゆる種類の、特別損害、間接損害、付随的損害、派生的損害について、契約責任、不法行為責任、無過失責任その他責任原因
のいかんを問わず、また、当該損害が予見可能であると予見不可能であるとを問わず、一切責任を負いません。また、J C Rの格付は意見の表明であ
って、事実の表明ではなく、信用リスクの判断や個別の債券、コマーシャルペーパー等の購入、売却、保有の意思決定に関して何らの推奨をするも
のでもありません。J C Rの格付は、情報の変更、情報の不足その他の事由により変更、中断、または撤回されることがあります。格付は原則として
発行体より手数料をいただいて行っております。J C Rの格付データを含め、本文書に係る一切の権利は、J C Rが保有しています。J C Rの格付データ
を含め、本文書の一部または全部を問わず、J C R に無断で複製、翻案、改変等をすることは禁じられています。
■NR S R O 登録状況
J C R は、米国証券取引委員会の定める NRSRO(Nationally Recognized Statistical Rating O rganization)の 5 つの信用格付クラスのうち、以下の 4 クラ スに登録しています。(1)金融機関、ブローカー・ディーラー、(2)保険会社、(3)一般事業法人、(4)政府・地方自治体。
■ 本件に関するお問い合わせ先